素晴らしい。
成瀬さんの映画観てたら日本に生まれて良かったなてつくづく思う。
とにかくワンシーンワンシーンが美しすぎる。
大阪人としては戦後復興間もない大阪の街並みを観れることはなかなか良かった。…
明朗快活な役の多い原節子の、あんなにも陰険な表情が見れるなんて…興奮。鈍より渦巻く愛憎。しかし結局は何も起こってないのよね。「無限な宇宙の廣さのなかに 人間の哀れな営々とした いとなみが 私はたまら…
>>続きを読む怖いけど強くて美しい原節子。
実家帰ったら一日中寝ちゃおうとなるし、自分で作んないご飯は美味い。というところが本当にすごくわかる。
いつの間にか、こじれていた色々、溜まっていたもの、それをリセッ…
女を描くって本当に難しいけど間違いなく「映画」になるし、正直それが好き。だから黒澤より成瀬が好きで活劇より会話が好き。
嫉妬と鈍感さ故の苛々で機嫌の悪い妻の横顔ってほんとに強い。家事とかしながら淡…
このレビューはネタバレを含みます
何も変わらない日常。
朝、夫のために飯を作り
昼、その他の家事をし
夜、再び 夫のために飯を作る。
そんな飯も、夫は 新聞を見ながら、素っ気なく食べる。
そんな生活に耐えていたものの、
突然やってき…
原節子が、子供を育てるために身を粉にして働いてる友人を目撃してハッとする場面が一番好き。
それにしても女の不幸ってこんなもんじゃないと思うんだよな〜。三千代の理想なんて、私同じ女だけど正直ワガママに…