殯の森の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 9ページ目

『殯の森』に投稿された感想・評価

  「萌の朱雀」に続いて、奈良の山々の圧倒的な美しさ。

 そして、しげき(うだしげき)の亡くなった妻と、真千子(尾野真千子)の亡くした子の喪の作業が重なり合っていく。

 山の奥の方に入っていくと…

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Roca

Rocaの感想・評価

3.8

殯とは、死者を葬る前に別れを惜しむこと、棺を安置する場所を意味している。
息子を亡くした介護施設の新しいスタッフ・真千子と妻を亡くした認知症の男性・しげきが主人公である。
ある日二人は殯の森を彷徨う…

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奈良公園のすぐそばに、主演うだしげきが店主をしているカフェがある。店内にずらりと並ぶ本は自由に手に取っていい。僕の訪れた冬はこたつもあった。店主は映画に出演したことなどすっかり忘れているかのように注…

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◯豊かな自然の中の施設における、大切なひとを失ったもの同士の老人と介護士の話。カンヌグランプリ獲った作品。

◯以前に鑑賞した河瀬直美の「光」でも感じたことだけど、彼女の体温というか脈拍みたいなもの…

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映像の美しさは分かる。ただ、自分にとってもそう遠くない未来という予感があるからこそ、まだ見たくないものを無理矢理見せられているような息苦しさが伴い、いずれは直視しなくてはならないことと知りながら、自…

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eriiko

eriikoの感想・評価

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凡人には理解できなかった…。でも尾野真千子を発掘したのは偉業。

殯(もがり)は日本の古代に行なわれていた葬儀儀礼で、死者を本葬するまでの期間、棺に遺体を仮に納めて安置し、別れを惜しむこと、またその棺を安置する場所を指す。とウィキペディアに書いてある。ラストに意味…

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tsura

tsuraの感想・評価

4.2

ふと。


尾野真千子という女優を眺めたくなった。

私はこの人の顔立ち、立ち姿、演技、好きである。

美しいのに何処か図太い迄の腰を据えた様な迫力も持っている。

そして河瀬直美監督の作品もご無沙…

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一

一の感想・評価

3.2

『あん』『光』の河瀨直美監督作品

生と死をテーマに、最愛の家族を失った認知症の男性と介護士の女性の交流を、喪が明けるまでの姿を通し描き出す

カンヌ国際映画祭でグランプリ受賞という偉業を成し遂げた…

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mtmt

mtmtの感想・評価

3.5

「萌の朱雀」から10年。河瀨直美監督が再び主演に尾野真千子を迎えた作品。舞台は本作も2人の故郷である奈良。「殯」とは古来日本の風習で、死者との別れを惜しむ儀式の事。お互いに家族を亡くした要介護認知症…

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