審判に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『審判』に投稿された感想・評価

4.7

映画だから可能な効果というものがあって、例えば長回しキャメラが複数の部屋を一気に通り抜けるとき、個々の部屋に籠城する「人権」が蹂躙される感じが醸し出される。主人公逮捕の際のウェルズの鮮やかな手法は、…

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正直に言うと、個人的にそこそこ忍耐を要する映画だった。映画は1時間半代か1時間40分代ぐらいが丁度良いと考える自分には2時間と言う尺が少し長く感じられてしまった。

最初の、ヨーゼフが部屋のカーテン…

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5.0

この映画を通じて改めて自分のサディズムというか、裁きに対する価値観の強さを思い知った。

というか原作のカフカの感情描写を上手く捉えているし、その他のカフカの作品よりもよくこの悲観さと無情さ、また原…

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4.2

このレビューはネタバレを含みます

設定は別にSFではないのにAIに管理されたディストピアSFみたいな感じで見ていた。
それが起こった理由はいっさい描かれず、話の辻褄があわない迷路から脱出できない悪夢のような話で場所も同じ場所ではなく…

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法の代わりにコンピュータに管理された社会を描いているとは言え、原作の世界をほぼ忠実に映像化している。
Shaw
4.5

そりゃあ罪状無しにいきなり家まで来て、「でもお前は本当に無罪か?」なんて言われたら確かに言葉に詰まるけれど、それって意外と当たり前では?わざわざこんな延々と続く映画にする意味は?とか思いつつも、結局…

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5.0
かっこいい。連結のない不条理は映画と相性が悪いはずなのに、ウェルズがうますぎてちゃんと映画になっている。不条理と暴力と死。

オーソンウェルズが作り出したイリュージョンに囲まれて身動きが取れない。
映像はシャープでダイナミック、全編予告編。(予告編を作るとして、全部のカットが予告編の材料になりうる。そのくらいカットの切れ味…

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カフカの原作を、オーソン・ウェルズが監督。脚色はウェルズとアントワーヌ・チュダル。カフカ的迷宮世界の映像化に成功している。本作はトラブルなく、公開に至ったようだ。
蛸
4.3
いかにもカフカ的な官僚主義的悪夢を支えている美術が素晴らしい。時間や空間の感覚を狂わせる語り口が、この悪夢が延々と続いていく印象を観客に与えるだろう。

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