死んだ動物の腐敗の記録、偏執狂的にシンメトリーに拘った視覚への刺激。一種博物学的な世界なので死の匂いは感じられず、ただ美しく淡々と作中に毒が廻って仕舞う一歩手前で終わる所が好きです。ピーター・グリー…
>>続きを読む動物園勤務の双子兄弟、それぞれの妻を自動車事故で同時に失ってしまう。
自動車を運転していた妻たちの友人は片足を失う。
そして兄弟はその女性と肉体関係を持ってしまい子を授かる。
時を同じくして兄弟は様…
双子の動物学者が事故で同時に妻を亡くし、悲しみに打ちひしがれる。
やがて、動物などの死体の腐敗する様子を記録しはじめ、、、
フェルメールの絵のようなシーンがいくつか(グリーナウェイはオランダ絵画に…
1985年 イギリス映画
監督:ピーターグリーナウェイ
性癖ばりばりの作品に近い映画。いやむしろ映画ではないかもしれない。
先に忠告
・裸体が無理な人
・グロいのダメな人
・虫系に耐性がない…
話は少し分かりにくいが、映像美に痺れた。綺麗で純粋無垢な美しさではなく、腐敗していく生々しさを捉えた気色悪さにの中にある美しさ。動物をモチーフにした愉快なレコードをバックに、映像はカオスな状態が続く…
>>続きを読む乙一の小説に非ず。
わざわざブルーレイを買う必要はなかったが、グリーナウェイらしさの塊みたいな映画。
原題の''A Zed & Two Noughts(一つのZと二つの零)''というのがユニークだ…
それぞれのシークエンスは刺激的で面白かったのだが、シーン同士のつながりが断片的で、中盤は没入感に欠けた。少し構成が理性的すぎるのか。それでも、身近な人間が死んだことで腐敗という現象に関心を持つという…
>>続きを読む自動車事故で同時に妻を失い、動物の腐敗する過程にとり憑かれていく動物学者の双生児の兄弟。シンメトリーの構図にアシンメトリーな片足を失った女。腐敗というグロテスクさえも毒のような美を蔓延させていく悪趣…
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