イギリスの巨匠 マイク・リー監督作品
法律違反であると分かっていながらも、貧しい女性のために堕胎の手助けをしていた一人の女性がたどった数奇な運命を描く
『4ヶ月、3週と2日』ともかなり近しいテー…
「秘密と嘘」のマイク・リー監督によって2004年に製作されたイギリス映画
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ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞と主演女優賞を受賞した
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人工中絶が重罪だった時代に1人の女性がとった行動。その事…
このレビューはネタバレを含みます
1950年のイギリスが舞台。裁判に用いられるのは1861年の法律。それから70年以上経った今でもこの1861年の法律が適用されていて、この作品の主人公が行なった非合法な中絶や、その手助けをした者は、…
>>続きを読む完全な男社会で、ヴェラのしたことが正当に裁かれたとは思えない。彼女の人となりを知る息子ですら理解を示さない。色んなタイプの人間が活躍している世の中であるべきやと思った。たくさんの若い女性がヴェラに救…
>>続きを読む<無償の善意が犯罪になったら>
1950年のロンドン。家政婦のヴェラは、夫と息子、娘の4人家族。家族や近隣には慈愛を持って献身的に接し人望の厚い彼女だったが、家族には内緒で非合法の堕胎幇助を行って…
女性にしかわからない
そのセリフにつきます
今、2024年のこの時代ですら
強姦であっても中絶を禁止されている国があるのが問題だよ。そりゃあ頼るところがあればって思ってしまう
これまた見終わって…
女性を助けるために、違法に中絶を施してたヴェラ。
無欲で、万人に対して思いやりがあり、優しい妻で母なのに、中絶を施術する過程が淡々としていて、術後のケアもしないのが意外。
ヴェラ自身の過去が描か…