親が成人した子供に歓迎されず疎外されるという意味でいえば東京物語と同様の構造だとされるけど、前者は富豪(と思われていた)の未亡人という特殊な階層の人物設定や、必然性なく子供たちからたわい回しにされる…
>>続きを読むお母さんと妹は不憫だが、実際ひ生活スタイルや価値観が異なり家族間で溝が生まれるのはよくあること。成長すれば全くの他人みたくなることもあるし、普段は離れているくらいの距離感が良いのかも。
現代的な感覚…
この作品は1941年公開なので戦時中だけど、そこそこいい暮らしができていたのがわかる。
テーマは家族で、急死した父親の負の遺産のために残された母親とまだ嫁に行かない末娘が家を追われてきょうだいの世…
夫に先立たれた妻と娘が家を追い出され、兄弟の家をたらい回しにされる。父の死に悲しむわけでもない息子や娘たち。後の『東京物語』を想起させる展開。そんな兄弟たちに叱責する佐分利信。その存在は『秋日和』の…
>>続きを読むこの時代に天津行きか…。
戦争がこれから激化して先行き暗いね。
現代からすると、佐分利信の傲慢な所作がどうしても好きになれない。
古い価値観の男たちが書いた脚本だから仕方ないか。
字幕がないと、…
多額の借財を負った実業家の父の死により豪奢な屋敷を失った大家族が解体されてゆく姿を描く。
長男の進一郎に引き取られた際、母は風呂を遠慮し、節子は雑用を引き受けるなど、二人の肩身の狭い思いがひしひし…
年老いた親が子の家に厄介になるという話は東京物語のベースとも言える。
本音と建前。どうしても母親に対して不実な子供たちを悪く思えない。子は結婚して家を出て築いた新たな家庭を守っていかないといけない…
松竹株式会社