『宮本武蔵』全五部作の嚆矢となる作品。
吉川英治原作なので『バガボンド』と同じ源流をたどるわけだが、あいにくいずれも読んだことはない。
溝口健二や加藤泰、稲垣浩などの巨匠が掃いて捨てるほど量産して…
関ヶ原が終わって流浪して、故郷に帰ったらお尋ね者になっている武蔵(後の宮本武蔵)というのが、冒頭の死屍累々の泥沼のシーンから、内田吐夢監督の満州引き上げの記憶と重なるのではないか、ちょっと思った。
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吉川英治原作
第一部では、関ヶ原の戦いに足軽として参加した武蔵(たけぞう)が戦いに敗れ、故郷に戻るも敗軍の兵として追われ、大暴れした挙句に沢庵和尚により捕縛され、村の千年杉に吊るされたのち、姫路城…
武蔵本の定番、吉川英治の『宮本武蔵』を原作にした五部作の一作目。
宮本武蔵がまだ新免武蔵(しんめんたけぞう)だった時期を画いた序章にあたる作品。
武蔵(たけぞう)を演じているのは“中村”錦之助。
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新免武蔵が関ヶ原で敗軍に属したことから追われる身となり、野獣の如き逃走劇の末、人生を見つめ直す話。5部作の1本目。
錦之介錦之介錦之介。
まだこの頃は二十代か?
この映画、割と殺陣があるん…
『宮本武蔵 5部作』の第1作目。初めから5部作で作ることが決定していたため、正直序章の序章という感じではある。しかし、これがかなり面白いのだ。僕が持っていた宮本武蔵のイメージとは全く違う描き方で…
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