皿の上のチーズトーストに喜びつつ、隣の子供のご馳走を見て、小さな違和感を覚えるあの感じ。行き場のない怒りに、衝動とモラルが葛藤するあの感じ。誰もが経験しうると同時に、経験した者だけが分かる「生活」が…
>>続きを読む1948年という昔にこんな映画ができているんだから凄い。その点を加味して甘めの評価。
ネオリアリズモ。日常をリアルに描くことでこんなに痛々しい作品が出来てしまうのである。父親の気持ちが分かるが故に…
ニューシネマパラダイスやライフイズビューティフル等のイタリア映画の原点はここにあると確信させられるネオレアリズモの傑作。親子が歩いてるシーンはパリ、テキサスのシーンも想起させる。イタリア人ではないけ…
>>続きを読むどん底の戦後イタリアのどん底の男のどん底の話。これが、ネオレアリズモというものなのか。全く救いのない貧困の現実感に打ちのめされる。モノクロの古い作品ながら、カメラワーク等スムーズで違和感なし。当時の…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
14.5.7 イマジカBS字幕
親子の泣き顔が交互を映しながら雑踏の中に消えていき何の救いもなくFINEと出て終わる。悲しすぎる結末。ここまで現実的だと苦笑いしかない。自転車が盗まれた後、すぐ見つか…