ある家族を通し、先の見えない庶民の生活の中に宿る光を見出し、暖かい眼差しを向けている。第二次世界大戦後の貧困にあえぐイタリアの現実を直視したネオリアリズモ(新写実主義)代表作。
仕事を求める人々で…
食べるため、生きるために必死だった大戦後のこの話を、物が溢れているのが当たり前の環境にいる私が「すごくリアルな映画だった」とか言うのは少し陳腐な気がする。それでも自分1人だけでなく家族の命を背負って…
>>続きを読むハッピーエンドでもなければバッドエンドでもなく、何となく予想していたお涙頂戴的展開でもなかった。これぞリアリズム。「生きていれば何とかなるさ」......その通りだろう。だが、「何とか」するための踏…
>>続きを読む貧乏家族の切ない物語。ハッピーエンドで終わる映画だと思いながら観ていたから、この終わり方は動揺した。哀しすぎる。例えるならロッキーのラストでアポロにノックアウトされて終わった感じだ。これが、現実なの…
>>続きを読む不思議なんだけれど、最後まで全く飽きない。特に映像的な凄みは僕には読み取れなかったけれど、シンプルなシナリオで約90分全く飽きなかった。
僕がこの映画で1番すごいと思ったのは、息子役の子の芝居の表現…