鈴木清順って普通の話もあるんだ!と思った。ブラコンとマザコンの2人。寄りかかりあって生きていた。
美術が本当にかっこよくて、
ここぞという時の画力もすごくてため息。
何枚も重なる襖、ドリー、流れ…
このレビューはネタバレを含みます
ブラコンでやくざの兄と
マザコンで美術学校に通う弟の話。
弟がバカすぎて感情移入ではなく
鑑賞としてキツい。
しかし、キレキレな喧嘩シーンや
仲間意識の強さでいい奴っぷりを
発揮してやまない高品格…
3/4@シネマヴェーラ渋谷
自分の代わりに標的を殺した弟(花ノ本寿)と共に逃亡を図る兄(高橋英樹)。
クライマックス、夢の世界に迷い込んだかのような奇抜なセットに色彩豊かな背景で繰り広げられる立…
このレビューはネタバレを含みます
鈴木清順監督の美学が爆発する任侠映画。出入り場面はまるでアート!
紋々(モンモン)のお兄さんのリアルすぎる全身刺青を、横位置にして見せるタイトルバックが凄すぎ!
ヤクザの鉄太郎(高橋英樹)には、…
終盤のクライマックスの格好良さは尋常じゃないな!!
朴訥としていて、いまいち冴えなかった鉄太郎(高橋英樹)が、あの慟哭を経て修羅になる。その後の大立ち回りと、それを格好良く描くことにあらゆる手を尽…
正直ありがちな湿っぽい任侠もので割と退屈だったが、それでも最後のカチコミシーンは清順節が炸裂してて良かった
主人公兄弟が彼岸へ向かうラストカットも良かったな
というかラストのカチコミとラストカット…
鉄砲玉としてこき使われているヤクザ者(高橋英樹)が、殺害行為に手を染めた実直な弟(花ノ本壽)を庇護するべく、満州への逃亡計画を図る。昭和初期を舞台に、訳あり兄弟のジタバタ劇を描いている、任侠ドラマ。…
>>続きを読む鈴木清順監督の1965年の青春任侠映画。
清順美学が炸裂と書いてあったからセレクトしましたが、あれ?
若い高橋英樹はカッコイイし、出演陣は見ていて退屈しないんですが、お話はどうということもなく、なん…
人殺して芸術家の弟を巻き込み遠くの街で働く。素肌を見たがる。奥さんに惚れる。海の向こうを夢見る。滲み染まる紅。殴り込みに入る時に雷が轟き陰影と赤黄青の色彩が爆発して異空間と化した襖と畳を平行垂直に捉…
>>続きを読むプログラムピクチャーにおいての”清純美学”はこのバランスが一番良いと思う。
『殺しの烙印』までいくとやりすぎ。
映像は満足。娯楽性も高くて和泉雅子もかわいすぎる。
敵ボスと小松方正の会話が面白い。…