渋く淡々とした労働者版ハードボイルド。
冒頭からかなりショッキングなシーンが淡々と描かれる。炭鉱の閉山により失業したカスリネン。カスリネンの父は「南へ行け、行ったところで良いことが待ってるわけじゃ…
Amazon Prime Videoで鑑賞。
タイスト・カスリネン(Turo Pajala)は何事も流されるまま。鉱山が閉まって失業しても、父(Erkki Pajala)が自殺しても、譲り受けたキ…
アキ・カウリスマキに出会うまでは
ジム・ジャームッシュが好きだった(今でも好きだけど)
「その時代を生きてなかったけど、たまたま出会ってしまった作品の醸すオフビート感が理由も分からずハマってしまう人…
これは好き。炭鉱の閉山で失業してから急速に狂っていく人生。また人がふわっと死ぬ。お約束かな。(今度は生き返らない)
もっと落ち込んでもいいくらい、どんどん酷い目に遭うのにとりあえずタバコを吸って一…
実にハードボイルドしてるなあ、と思った。
アキ・カウリスマキ監督体験二作目。昨日観たのは英語だったが、本作はフィンランド語。大学でデンマーク語を専攻し、講義初日は概論だった。そこで習ったのは、北欧…
監督・脚本:アキ・カウリスマキ、撮影:ティモ・サルミネン、出演: トゥロ・パヤラ、マッティ・ペロンパー、他による、職を失い、父と死に別れた南への渇望を抱く炭鉱労働者の放浪をロード・ムーヴィーの形を借…
>>続きを読むノワール(闇・犯罪・暴力)の本質とは、生への意志であることが、前作『パラダイスの夕暮れ』(1986年)と同様、ミニマムに描かれていたように思う。
このことは、オープニングで、死ぬために自らに拳銃を…