俳優兼映画監督の向井武平は癌に冒された作曲家を演じ、同じ病で妻に先立たれるというストーリーの映画を製作していた。向井はある日、自身の体の異変に気づく。離婚寸前の妻、万里子のすすめで、万里子の学生時代…
>>続きを読むドラマとしては、エモーショナルで綺麗にまとめすぎだとは思うが、無様で生々しい生への渇望を、コメディの形で描いているのがいい。
「生きる」ことの定義を含め、ストレートで正直な伊丹十三の哲学。
「お…
このレビューはネタバレを含みます
リアル過ぎて、本当に死んじゃうのを見てるみたいだった。
病院で死なないで家とか好きな所で死にたいけど、家族は少しでも長生きして欲しいって思っちゃうよね。。
これを作った伊丹十三は自殺?他殺?なのか…
今では当たり前になってきているガン告知。当時は私も記憶にあるけど、告知すべきかしないべきかという議論がよくされていた。実際はしないという選択の方が多かったような。
余命から逆算してどうやって残りの…
2021 年 76 本目
老境を迎えた映画監督・向井武平(三國連太郎)がガンで亡くなるまでの 1 年間を描いた映画…と聞けばなんかしんみりした作品を思い浮かべてしまうが、伊丹作品の主役なのでそう一…
「死は敗北じゃない。余命僅かと言われて生まれてはじめて生きてる」
三國連太郎がアストラル体になってアルタードステーツの世界へGO。ホッペからトウモロコシ。帽子から蝶々。般若心経とオーケストラのコラ…
「ミンボーの女」公開1週間後に山口組系暴力団員に襲撃されて生死を彷徨った経験から作られたという本作。
それでも深刻し過ぎずコミカルさを忘れてないのがさすが!
特に好きなのが主治医役の津川雅彦さんの…