銀座のバーでホステスとして働く子持ちの女性と、その周辺を取り巻く人々の人間模様を描く。
埋め立てられる前の築地川や木造家屋など、現在では失われてしまった昭和二十六年当時の銀座の街並みを拝むことがで…
狭くて奥に長い路地のショットの「この世界の片隅感」がいい。
逆に中盤のやけにスペースがある広場はなんか白黒のイタリア映画っぽかった。
コメディチックなシーンが結構多くて重くなりすぎずに楽しめた。
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劇映画としても成立してるが、銀座周辺の風俗ルポとしても機能している。
もちろん、後年の東映モンド映画のようないかがわしさは薄いが…
それにしても、1951年の銀座ってこんなに復興してたのか。
「東…
「終戦」は45年であるから、その5年後である。闇市が蔓延っていたのは、束の間であったのであろう。一様は、「戦後復興」が終わったかの感さえある。特需景気を促す朝鮮戦争が同じ50年に勃発する。日本の、…
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