言わずと知れた松本清張の有名小説の映画化。
推理小説を読む楽しさが上手く映画の中で表現されている。
前半と後半での二部構成的な作りも緩急があって良い。
人によって好みがわかれると思うが、後半がやや冗…
難事件の結末ははたして宿命なのか。
今回は昭和の名作に触れる。
俳句好きのベテラン刑事今西と食べ盛りの若手刑事吉村により迷宮入り間近の難事件の県外捜査は続く。
前半部は捜査のため津々浦々、古…
英題:THE CASTLE OF SAND
劇場公開日:1974/10/19
キャッチコピー:
人間の宿命を追って胸せまる感動!
サブコピー:
美しくも哀しい人間の「宿命」
ショルダーコピー…
映画が始まってすぐに、あぁこれは名作なんだなぁと分かる。
砂浜で子供が1人遊んでいる。
その静けさから、音楽が入り、タイトル、クレジット。
そうそうたるキャストの名前が連なるが、その中でも目立つの…
身元不明の男性遺体、その手がかりは"カメダ"という言葉…。
丹波哲郎と森田健作扮するふたりの刑事は地道な捜査を続け、やがてある人物と、その人物が背負う"宿命"を知ることとなる…。
古き良き時代の大…
高校の映画鑑賞会で初めて観た作品。
何度観ても、クライマックスのお遍路シーンに涙してしまう。
バックに流れるピアノ協奏曲「宿命」が、偏見と苦難に満ちた父子の姿を強く印象付ける。
出演者も豪華で…
松本清張は大昔に黒革の手帖を観たくらいなのだけど、この暗さとブルジョワジーと貧困の格差を煮詰めた感じがまさにという感じだった
映像としては大胆に後半部分を回想と音楽に割いており、前半部分の刑事が各…
色んな意味で昭和を満喫出来る作品。今と違って、洗練されていなくて田舎臭くて住みづらい昭和日本。焼け野原から立ち上がった日本の光と闇。何と言っても後半部分、素晴らしかった。殺人の動機を明快にしていない…
>>続きを読む橋本プロダクション