久しぶりに溝口健二を観た。構図、床(3D)、日本、嬉しくなってにやつく。
戦前ぽさがあったな。静かで淡々と進んでいく感じ。
そして、そこに日本の伝統的な美しい風景が差し込まれる。たまらん。
長…
セクハラ、モラハラ、パワハラ上等の時代背景だからこそ生まれた再現不可能な傑作映画。たしかに興味深いけどそんな裏事情はさておいて、作品自体のレベルがすごい。木暮実千代と若尾文子、色気のある女優さんって…
>>続きを読む芸妓の姉さんと妹分。この2人の年齢や生きた時代からくる振る舞いが異なりつつも、根底に根ざすモノが類似していて2人には固い絆がある。姉は座敷でも常に座っていて軸がブレない。妹は泥酔したり、夜這いをされ…
>>続きを読む溝口作品であり、木暮実千代であり、若尾文子であり。脚本に依田義賢、撮影が宮川一夫。豪華すぎやしませんか。。。
そして、コンパクトに仕上がりながら、しっかり女の悲劇を魅せてくれる。流石です。
美代春…
【基本的人権の尊重】2022年166本目
祇園では名の知れた舞妓"美代春"の元へ、舞妓修行を懇願しにくる1人の若い女性。
栄子は母親を亡くし、頼りのない父親を離れ独り立ちする覚悟を見せる。
華や…
A Geisha 1953 なる身も蓋もない英題。
五十年代溝口の傑作群のなかで、なぜかこれと木暮実千代が出ているものにはショットが反応できない。溝口組での若尾文子の伝説的な証言があったとしても、…