このレビューはネタバレを含みます
1:19:58 が私のお気に入りのショットだ。複雑な感情をうまく、画面構図・カメラワークで表現している。そして授業で言っていたかもれないが「芸者の仕事は海外の人に人気がある。芸術だ」という説明台詞に…
>>続きを読む華やかな祇園の街。姉妹分となった二人の舞妓が直面する現実を描いている。
溝口監督の作品は、日本的美しさとリアリズムが共存していて好き。
質の高い作品を観れて満足。
本作では、舞妓文化の裏側が描か…
※あややの声で脳内再生してください。
シスターフッドものが好きなので、こんなん好きに決まってるやんか。
それにしてもあれやな、いつの時代もワンチャン狙う男の目は気持ち悪いな〜。もはやハッキリ「セッ…
まだあどけなさの残る若尾文子さんのはつらつとした演技が可愛らしいです。
芸妓、舞妓の華やかながらも伝統のためなら体も売らなければならない文化を、この時代に真正面から批判している。
それでも祇園で生き…
ホモソーシャルな男社会に蹂躙される祇園というシステムの話だった。想像以上の批判精神。女達も憐れだが、酔客から男衆まで常に金の話しかできない男達も逆に憐れ。名誉男性の位置にいる浪花千栄子のヤダ味が絶妙…
>>続きを読む20歳の若尾文子、前半の溌溂とした笑顔。
徐々に祇園の裏へと入っていくにつれ・・・
限りなく美しく描かれた醜さ。
醜いが故の美しさなのかもしれないけれども。
淡々と聞こえる祇園のお囃子が、そこに…
1人の人間の自由や尊厳が、誰かの利益や名ばかりの伝統を守るために侵されていくのは見るに耐えない。
だけど、白黒の映画の世界から離れ、すぐそばに目をやれば、60年以上経った今でも同じことは起きているし…
溝口健二監督作品
祇園を舞台に芸妓、舞妓の生き様をリアルに描いた人間ドラマ!
夢や希望を持った女性の気持ちが少しずつ変化していく…
一人前の舞妓さんになるにはかなり勉強が必要なんですね🤔でも結局…
京都の色街・祇園を舞台に芸妓とそれを取り巻く人々の生き様を描いた人間ドラマ。
京都は寺院や博物館などに行ったことはあるけれど、祇園は行ったことがない。敷居が高いし、身分も金もない。小市民の端くれ。…
クロースアップでもないのに木暮実千代の苦悶の表情が圧倒的に迫ってくる。挨拶に回る2人を横移動で撮る瑞々しさや日本家屋をハッとするカット割りで撮る見事さは言うまでもない。飄々とした前半の若尾文子も素晴…
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