雨月物語で衝撃を受けた溝口健二作品として評判の良い本作を鑑賞。
舞妓の世界の暗黙の了解に抗う美代春と栄子。女性の人権問題。
終始じっとりと湿度が高い物語で好みではなかった。
溜まったフラストレー…
深作の「おもちゃ」は、「祇園の姉妹」妹役の源氏名から来てる。ただ、本作見直すと、どっちかと言うと本作の方に話は寄せてる気がする。若尾文子は初々しい。民主教育が始まっているのに封建主義で男尊女卑の社会…
>>続きを読む祇園の世界。
伝統芸能、舞妓、芸妓の真実。
取り沙汰される事案が今と全然変わってない^^;
昔がヤバい、今がヤバいというよりも、
こうしたものはずっとあって、今はようやく声を公にすることができる土…
【再鑑賞】
頼る者のいない娘・栄子を引き取り、舞妓として育て上げた祇園芸者・美代春。
一人前になった矢先、常連客の怒りを買った事で座敷に呼ばれなくなり…。
木暮実千代と若尾文子は擬似姉妹のような関係…
傑作は次の時代を内包しており、時間を超えて語りかけることができると思っているのだが、まさしくそういった内容。
京都の色街に根付く、艶やかだけではない、舞子さんと芸妓さんの現実。
舞妓さん、芸妓さん…
セクハラ・パワハラなんでもござれ、けったいな世界どすなぁ...
伝統芸能とは言いつつも、誰も踊りを観に来ないというのがリアルでした。何が「舞妓」だよという話です。そういう汚い所は目を瞑りつつ取り敢…
アントニオーニの『椿なきシニョーラ』も、同じ1953年の映画で、どちらも身体を売る女性の物語だけど、アントニオーニの方は異性との深い愛に救いが求められて、こっちははじめからそれを諦めていることが全く…
>>続きを読む