小津安二郎監督の戦後復帰作「長屋紳士録」の世界であり、山田洋次に引き継がれた坂本武主演の喜八物シリーズの第1作。冒頭の寄席浪花節でのやり取りからして、下町人情を秀逸に描いた傑作なのだが、小津映画の醍…
>>続きを読むWOWOW on demand鑑賞
【小津安二郎監督特集】
”海の水は何故塩っぱい?
シャケがいるから辛いんだ
よく出来てやがらぁ“
初鑑賞。
小津安二郎監督が描く下町の人情コメディ作…
東京国際映画祭で小津安二郎のサイレント作品 出来ごころ を鑑賞。
小津安二郎というと、秋刀魚の味とか、上品な作品のイメージだったので、サイレントだと113分の鑑賞に耐えられるのか?寝ちゃうんじゃな…
坂本武演じる愚直な男、喜八を主人公とした「喜八物」の第1作。
喜八と弟分の次郎、2人とたまたま出会った娘の春江が織りなす三角関係、そして喜八と息子の富坊の父子関係を描く。
三角関係に最後まで終始…
このレビューはネタバレを含みます
父と子の愛
シングルファーザーの喜八、息子富夫。
親孝行のくだり、染み入る。
富夫父ちゃんの支度を手伝ってやっと自分。
上着に大きなかぎ裂きがあり、
行きつけの飲み屋のおかみさんにつづって …
ストーリーがめっちゃちゃんとしてる。脚本の穴がないと言うか。
流れるようなストーリーラインで、ブレイキングバッドを思い出した。
いいことをしようとして却って事態を悪化させてしまう感じとか。
変に説…
役者さんの活かし方が本当にいい。
寅さんを彷彿とさせる喜八さん、でもこちらが先なんですね。
皆、いろいろな事情を抱えて不安定な中、飯田 蝶子さん演じる一膳飯屋のかあやんが抜群の安定感でほっとする。
…
あたくしはこうした人情噺がとてもすきなのかしらね。すきだな〜。突貫小僧もよかったな!よかった!よかった!
紺谷高尾だかやってて、観客の男が落ちてる財布を盗もうとするけど、位置関係全然ちゃんと示さな…
小津安二郎「出来ごころ」(1933)から
なにかを観ている座っている観客を斜めに捉えた移動ショットから始まる「出来ごころ」は、何人かの特定の観客のカットの後、一応の観客同士の視線の繋ぎにより主…
割り切り方の潔さ、こんな風に端的に生きてたい。富夫と次郎どっちにもなりたい。
繰り広げられるビンタは相手に求める思いやり、その本質なのだろうと人の5本指の意味に父親を想った。
慣れないことをすると…
マツダ映画社