過去鑑賞記録。
退廃のローマ。
登場する俳優たちがローマ時代の人物にしか見えないという物凄さ(テルマエロマエと比べてみよw)。
音楽にバリ島のケチャを使うなど、あらゆる意味でハイセンス。
個人的には…
大学生のとき以来の鑑賞。
当時は面白いと思わなかったが、今見返すとかなりいい。
Blu-rayになり、色鮮やかになったのも関係しているのかもしれない。
中期以降のフェリーニの映画は一種のフェスティ…
原作にあたる『サテュリコン』は置いておいて、この映画もフェリーニ流の耽美的退廃的狂乱に満ち溢れている。
『魂のジュリエッタ』からフェリーニの映画はカラー作品に移行していくが、それに伴い『道』などの非…
エピソードの断片を一つ一つ解体しながら進行するストーリー。古代ギリシャ神話をモチーフにしつつフェリーニ監督らしい「神の視点」で悪趣味&グロテスクな映像のオンパレードで攻める。
たしかに画面がゴチャ…
「道」を観たので、他のフェリーニ作品をと
冒頭
まるで、シェイクスピア劇の様に自分の状況を説明
セットも舞台美術の様だし
はいはい、あなたは好きだった美少年を横取りされたのね!って
まではよかった…
本日の巣ごもり鑑賞。
ありとあらゆる欲望に満ち満ちた混沌とした世界を、最初から最後まで描ききってかえって爽快感さえ感じる。
退廃した社会と今なら見てしまうけれど、実はこの社会こそが真実の社会だったの…