さらっと、そこまで集中するわけでもなく見終わった本作。しかし、見終えて少しすると、なぜか余韻に浸っていた。やっぱり、この雰囲気が好きなのかも、、昭和ならではの空気感、親子の描き方などが今思うととても…
>>続きを読む山本富士子が佐分利信を出し抜くシーンが好き。持続の円滑な維持に甘んじない娘たちを巡って、映画の秩序が無視と軽蔑とを暴力的なまでに逸脱するとき、親父たちの抽象的な肯定の身振りの余白が、記述を乗り超えた…
>>続きを読む小津さんのコメント
「はじめてのカラー映画だし、山本富士子さんを使うことでもあり何か派手な喜劇にしようと思ってつくった。もっともぼくは、別にカラーでやるつもりはなかった。会社が山本さんだからカラーに…
相変わらず女優陣がみんな美しく躍動してて見応え抜群でした。
(本当に近年のフィンチャーみたい)
高度経済成長期を背景に、
娘の結婚に反対する堅物の父親っていうシンプルな構図で、
男性が威張っている…
『彼岸花』(1958)デジタル修復版の録画で久しぶりに。画面の「赤」と家族の「想い」を探す映画。頑固親父と娘との関係が紀子三部作にはない力強さ。それを過剰なまでの初カラー作の色合いと京都弁母娘の華や…
>>続きを読む小津安二郎監督、1958年公開、初のカラー作品。お馴染み花嫁のパパのお話だけどこの切り口がまだあったか^ ^
知らない男に突然「娘さんを下さい」と言われたら、、、見合い結婚から自由恋愛へ転換期、一般…
小津安二郎はじめてのカラー作品。
そこかしこに「赤い」ものが映し出されて印象ぶかい。
時代の変化のなかで浮き彫りになる、寛容と無理解とのあいだの矛盾をえがく。
ストーリーはよくありがちなあふりふ…