世の中には悪党か馬鹿しかいない。
この台詞の受け売り感。
何かを考えてる風の奴は何もわかっていない。
実は誰かの指図を受けているだけ。
それは親かもしれないし友達かもしれない。
それぞれの人間の内面…
うーん、、、エドワードヤンと1996年の台北(特に夜)の雰囲気が見れて良かったというかんじ。長回しの群像劇ゆえに構成は上手だけど、若者の根無し草感による孤独を、新興都市のネオン背景に表いていて普通と…
>>続きを読む「ここは恋が実る場所じゃない」
混沌とした台北の街で起こる不穏でダークな112分。それはこの美しいラストを観るための112分だったのか。誰かと恋に落ちる瞬間、自分を包み込む世界はこんな風にきらきらと…
あまりに上手く、映画的な映画。
繰り返される「キスは不吉」の言葉から、結末は半分見えてるけれど、その過程がたまらなく良い。
「恋愛時代」でも感じたが、都市のネオンをこんなにも魅力的に撮る監督は他にい…
愛が産まれる決定的瞬間を捉えた稀有な映画
そんな決定的瞬間だけ、映画は映画だけのものでは無くなり、且つ最も映画的で至上の体験をできる。
他に思いつくのは、壮絶な夫婦喧嘩の末二人で黙々と部屋を片付ける…
これは直感的に「好き」と感じる。ホウシャオシェンの描く台湾とはまた違う異国が入り乱れ、雑然とした台湾。
台北で生きる「どこか足りない」人間たちの群像劇。中国語、英語、フランス語といった多言語が入り…
『キスしたら破滅!』
のジンクスを引っ提げ、台湾の闇社会で舌先三寸の商売に生きる若者たち。
タイトルから連想されるような恋愛群像劇ではありません。
話が進むにつれて闇社会の現実も描かれ厚みのあるス…