ホウシャオシェン監督、台湾現代史3部作の3作目
日本統治、抗日戦、白色テロの時代を生きた女性ジャンピーユとこれを演じる女優リャンジンの現在と過去、3つの時制で紡がれる物語
日本統治下にあった台湾…
1940年〜1950年の台湾と現代の台湾を行ったり来たり、それを理解するまでにすごく苦しんだし、劇中劇的なシーンもあるためより混乱が起きた
白色テロを軸に起き、最初は抗日に参加していたが最終的には…
アイデンティティの不安定性、他者によって主体が構成されて自分の存在を確かめようとする物語として、評判ほど難解ではなかった
主体の流動性の要因として記憶と歴史がリンクするのはおもしろいけど断続的でちょ…
ショットが冴え渡っていて、画質が悪いのに光の差し込む様子や画づくりの美しさが沁みる。その時代にしか撮れないような独特の雰囲気。
物語は複雑で台湾や日本の政治的な部分まで理解していないと置いていかれる…