バイエルン国王ルートヴィヒ2世の伝記映画。
ワーグナーのパトロンだった国王の『狂気と孤独』をヴィスコンティは描いています。
何かを埋めようとした故の、行き過ぎた芸術信仰、浪費、奇行。
あげく城…
ヴィスコンティー作品の中で一番好きな作品。
他の作品にみられる下品なズームインなどもなく気品に溢れている。
ヘルムートバーガーが若々しく美しい時代からボロボロの中年まで演じ切る。
狂王と言われるが…
かのノイシュバンシュタイン城を作った、バイエルン公国王の物語。
夜は理性の世界。昼は感情の世界か?
バーガーの精悍から精神病までの耽美的退廃的、そして破滅的な演技の素晴らしさはゆうまでもない。
…
【過去鑑賞】
これは劇場で観たことなくてWOWOWで観たのかな。たしか。
ヴィスコンティ作品で使われる美術は、建物にしろインテリアにしろ絵画にしろ本物だもんで、なーんか違うわね。
この映画も実際…
ルードヴィッヒの悲哀に満ちた生涯を描いているけれども、それを劇的で大げさな抑揚をつけて描いているわけではない。
エンタメ的な演出をしているわけではないので、面白かったかどうかという評価は無意…
長かった...。
でも作品の構成がすごくわかりやすかったし、本当に面白かった。
ルードヴィヒについてのある程度の知識があって、エリザベートも好きで、彼のゆかりの地に行ったばっかりだったら最高に見てい…
初見は3時間バージョンを、名画座ミラノで鑑賞🎥
(※)館名が、旧作名画上映館に見えるが、単館ロードショーの映画館だった。
ヴィスコンティ監督作品の傑作‼️
ロミー・シュナイダーが、目を見張る美し…