ヘルムート・バーガーの訃報を受けて、十数年ぶりにDVDをひっぱり出してきた。
ヴィスコンティの作品では一番好きかもしれない。
ダーク・ボガードの本作での凡庸さや哀れさも『愛の嵐』の次に好きだし、イン…
ドイツの鉄鋼王一族を通して、ナチス内の勢力争いを描いた大河映画。
途中まで観て、歴史背景を見直して、
再度頭から観た。
「突撃隊」「レーム」「長いナイフの夜」あたりの情報は入れておいた方が、より…
#1167
1969年 イタリア🇮🇹/ドイツ🇩🇪/スイス🇨🇭映画
監督はヴィスコンティ
ナチスが台頭した1930年代前半のドイツ。鉄鋼一族の凋落をデカダンス調に描く。
骨太のこの作品、非常に面白い…
製鉄王の一族のドロドロ権力争いの話。
自分のナチス周辺の歴史的事項への知識不足とボガードさんが主役のはずが群像劇みたいになってたことにより、自分はイマイチ乗り切れなかった。。。歴史をもう少し勉強しな…
ヴィスコンティ版"華麗なる一族"
がしかし、財閥の権力争いと凋落を、一企業の側面から描くだけでない。ヒトラーが政権を握っていく、ナチス・ドイツという大きな社会のうねりを捉えることで、よりダイナミッ…
鉄鋼会社を手に入れようと、血で血を洗う一族の争いと、ナチスを背景にした権力闘争を描く。
1933年、ドイツで鉄鋼会社を経営する男爵の誕生日パーティが開かれる。宴の後、男爵が死体で発見され、一族の…
ツイン・ピークスっぽい。製鉄所の溶鉱炉で始まるところとか、後半の二人の死体がソファーにいるカットとか、赤を基調にしたセットとか、出てくる女性の雰囲気とか。
映画が進むにつれて登場人物が絞られて行って…
ナチズムの台頭。第二次世界大戦への緊迫感漂う1930年代前半のドイツ国内。権力欲、支配欲、謀略、粛清、屈服、憎悪、報復、”力への意志”の飽くなき闘争は内外明けても暮れても。激動していく時代。そんな貪…
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