ナチスドイツの台頭を背景に繰り広げられる、鉄鋼王・エッセンベック男爵家の骨肉の争い。
登場人物は後継者である倒錯的な美青年を中心に、母親と愛人、男爵の甥、そして彼等を陰で操るナチス親衛隊将校と曲者…
ナチスに翻弄された財閥一族の権力争いのお話。
話がわかりにくいとのコメントをいくつか見かけましたが、おっしゃる通り。簡単にまとめると、最初の方はナチスVS反ナチス、その後は親衛隊VS突撃隊のドイツ…
敗戦間近のナチスドイツ。
あの時代を切り取った映画を片端から見ていた時期に、ぶち当たった・・・正にぶち当たったとしか形容しようがない問題作。
多少、歴史の前後を知っていても狂気の沙汰としか。
も…
ヴィスコンティの中でも特に過激で仰々しい超絶ドロ沼メロドラマ。最高だ。
歴史に疎いし登場人物相関が最初かなり分かりにくくて『ゴスフォード・パーク』の時みたく落ちそうになったが後半からもうそれもどう…
突撃隊の乱痴気騒ぎとそれに続く粛清が一番の見どころだったかな。「これぞホモソーシャル」な突撃隊と親衛隊とのコントラストも良い。
家庭内の権力闘争はドイツ国内の覇権争いと地続きだし、MartinはH…
ファスビンダーやシュミットに一番霊感を与えたビスコンティ映画かも。
構図の中での人の動かし方が滑らかすぎてホラーのようだった。
いつものビスコンティ特有の家庭内の内紛の話が、ナチズムとして開花して…
映画としての芸術が完成されている。
カメラワークのアップダウンの激しさしつこさ。
俳優陣のハキハキした喜怒哀楽の激しい演技(舞台演技っぽい)。
この2 点がクセ強めなんだけど、劇全体のスピード感…
ルキノ・ヴィスコンティ監督は簡単に手が出せずなんとなく遠い存在でした。
『異邦人』しか観ておらず、ヴィスコンティらしさは解らなかったので、ようやく『ドイツ三部作』に挑戦、まず一作目。
1930年代…