早稲田松竹にてペドロ・コスタ『ヴァンダの部屋』。
壊される家、というか廃墟。光の当たらない闇の中で、ただ生きているだけの人間。とにかく出てくる人間がみんなヤバい。絶対に映画でしか見られない、危険な映…
久しぶりに“映画” ってものが拡張される感じのある作品だった。咳、工事音、怒鳴り声、どこかで子どもが遊ぶ声、小さなテレビの音、…
どういう方法論のもとで撮られたのか、きちんといろんな資料にあたりたい…
作品特性もあってか目的がないように見えるシーンを3時間繋ぎ合わけて鑑賞するこの作品は、家で流しっぱなしにしたりカフェで上映する方が向いているのかもしれない あと美術館(こういう風にレビューを書いてる…
>>続きを読むありゃ、他人事じゃない。というか、布っぺら一枚で見えてないだけの光景なんだと思うイントーキョー。
ドキュメンタリーのようで演出もかなり入ってる感じ、とても面白いし共感する。
生々しさとか、被写体との…
ガンガン鳴り響く取り壊しの音に囲まれながら、ゴホゴホひたすらクスリをやりつづけるヴァンダたちの、剥き出しの命。火のでなくなったライターの山が、あの部屋で流れた時間の長さを伝える。
ヴァンダがふっと…
野外でタバコ吸いながら鼻くそほじってるバンダナのおばさんと右目の開かない鼻に横傷のついた老婆がインパクト。カットをつなぐ時に同じ音(人の声とか工事の音とか)が違う響きで聞こえるからやたら立体感がある…
>>続きを読む取り壊しが進むリスボンの移民居住地区。そこに未だ住み続ける主人公ヴァンダと住人たちの日々を切り取るドキュメンタリーフィクション。
ヴァンダいわく、この町は「昔はジャンキーばかりじゃなかった」「思い…