久しぶりにアキ・カウリスマキ作品を堪能した。
つくづく不思議な監督だと思う。本作のストーリーは至って単純。恐らく子供を亡くしたのだろう中年夫婦が不況下で失職し、再就職を図るがことごとく裏目に出ると…
カウリスマキ監督の敗者三部作の①を鑑賞。すっかり見慣れたカティ・オウティネン様がまたまた素敵。
真面目に暮らす中年夫婦。ふたり揃って突如失業。以降、どんどん堕ちて行く…何処までも。SONYのカラー…
A・カウリスマキ監督の特質がそのまま出た秀作。絶望と希望を表情と独特の間により、微妙なバランスで描く正にカウリスマキワールド。どん底度の凄まじさ、しかし突破口はどこかにあるとこちらも信じられる作り。…
>>続きを読む原題『Kauas pilvet karkaavat』(1996)
監督・脚本・編集:アキ・カウリスマキ
撮影・音楽:ティモ・サルミネン
出演:カティ・オウティネン、カリ・ヴァーナネン、エリナ・サロ…
街のあかり再視聴しようと思ったら、U-NEXTがとてもカウリスマキ豊富なので三部作1本目からスタート。
この独特の哀しみと可笑しみが優しくて気持ちが良い。
カティ・オウティネンって、後ろ姿だけでこの…
うーむ、これも身につまされる作品だ。
不況が原因で職を失ってしまう中年夫婦のどん底から這い上がっていく物語。
数年前、僕が勤めていた会社が突然に倒産してしまったのだ。定年まで働けると思っていたか…
アキ・カウリスマキ監督の”引きの美学”がますます純化したような作品。
スターは出ないし、アップの画面もないし、派手な音楽もないし、ドラマティックな展開もない。しかも、中年夫婦が食堂経営で再生していく…
イースタンユースの吉野さんが好きなアキ・カウリスマキ。
イースタンの「浮き雲」という曲が大好きなので、見なきゃ見なきゃと思いつつ、気分じゃなくて後回しにしていたけど、ようやく見た。
絵面が本当に良い…
このレビューはネタバレを含みます