女の一生の作品情報・感想・評価

『女の一生』に投稿された感想・評価

青二歳

青二歳の感想・評価

3.9

モーパッサンでなく森本薫戯曲"女の一生"を増村保造が映画化。仕事に全てを捧げ人の変わったような京マチ子。恋人..夫..養家全ての人からも理解を得られず彼女は何を得るのか。原作の問題か増村保造にしては…

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TagTak

TagTakの感想・評価

4.5

京マチ子が資本主義と日本の家族制に蝕まれた挙げ句、人生の後悔と追憶しか残らない呪いの傑作。親族の葬式で財産分与の話をする冷徹な悪意、東山千栄子に無慈悲な守銭奴を演じさせる意表を突く配役に、増村演出の…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.5

このレビューはネタバレを含みます

京橋フィルムセンターにて鑑賞。
増村保造監督の傑作🎥
なかなか観る機会がなかった京マチ子主演の『女の一生』、ようやく鑑賞。

明治38年~昭和20年まで、40年に亘る「一人の女性の生き様」を描いた見…

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こ

この感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

「間違いをするためになにかする」なんてものじゃなく、「間違えたのなら間違えないようにする」と言い切ったおけいさんに慄く

子供を寝かせながら、もう少し経てば母の気持ちがわかるわ、と言うおけいさんの切…

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マ

マの感想・評価

4.5

めっちゃいい…「清作の妻」並みの暗さ(主人公の性質は真逆だけど)、そしてまた「終」のタイミングが絶妙すぎて最高。格子越しのマチ子の顔でタイトル出てからの提灯行列もうこれだけで満足しそうになるほど良い…

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明治時代に貧しい家から政商の家に逃れ、その家を任されるまでになるものの、終戦で何もかも失う女性の話。『紀ノ川』に近いような感じがした。京マチ子が後にやり手経営者となる賢さや図々しさが子どもの頃のエピ…

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格子の内側に閉め出された京マチ子と共に「女の一生」と出るタイトルバックから素晴らしいが、明治、大正、昭和と敗戦へと突き進んでいく日本の外側の状況に対して、京マチ子はずっと「家」というものに縛られてい…

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少女からお婆ちゃんまで演じる京マチ子、最後歌声までお婆ちゃんになっててほんとすごい。
愛し愛されることと義理や責任を果たすことが相容れない時、どちらが大切かは測れないけれど、その一生の決断が時代や環…

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めー

めーの感想・評価

4.0

めっちゃ暗くてかなり面白かった!明治-大正-昭和と時代が過ぎる中、戦争と商売に“けい(京マチ子)”が義理堅く関わる。けい、感情失ったんか?ってくらい強すぎンゴで空回りになってしまい、人は離れていき、…

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