モーパッサンでなく森本薫戯曲"女の一生"を増村保造が映画化。仕事に全てを捧げ人の変わったような京マチ子。恋人..夫..養家全ての人からも理解を得られず彼女は何を得るのか。原作の問題か増村保造にしては…
>>続きを読むうおー!!暗い!めちゃくちゃ暗い方の増村だ!
戦禍から敗戦まで激動の時代にひたすら家に囚われ続ける40年。全てはあの門をくぐった瞬間から、いや、あの引き戸でピシャリと追い出された時から始まったのかも…
東山千栄子のやり手貿易商に凄味があって良い、京マチ子が囚われていたのは彼女から継いだイエでも会社でもなく裏門をくぐった先にあったあの場所そのものだったのではないだろうか、軍需企業一家とそこに紛れ込ん…
>>続きを読む傑作。明治中旬から終戦までの激動の時代を生き抜く経営者とその家族たち物語。
冒頭から凄まじく、あの家を追い出された京マチ子を格子の引き戸越しに映すタイトルバック、増村作品の中でもダントツで暗くないか…
Z世代で映画館ブーム!という話題に「本当ですか?」とXでポストしていた神保町シアターで観てきました。1から100まで描き切る女の一生。面白かった。当方TikTokで集中力が破壊されたZ世代なのでマジ…
>>続きを読む苦しい女の一生だった。
身寄りがいない中、金持ちに拾われ、愛より金を選びながら、家を守るために、たくさんの事を犠牲にしていった。
本当、何よりも親ガチャ。昔なんて今の100倍大事だと思う。苦労知らず…
久々に増村の映画を見ると殆ど役者の呼吸と合致した厳格なカッティングに慄く。が、カット割り以前に役者の背中をなめて会話を撮るコンテ方針そのものが先ず画面強度に貢献してる。
手前に遮蔽物を置いて家の奥行…