色味がすごい。絵画のようなショットがいくつもある。近未来的な光景。現代的なものすべてから取り残され精神を病む。工場の声、船の声が聞こえてくる気持ち悪さ。島の少女の話はほんと気持ち悪い。赤色や黄色の毒…
>>続きを読むアントニオーニ初のカラー映画として知られる本作は、やはりいつも通り不毛だが、本作ではそれが男女間のものではなく、ヒロインの心象描写に終始している。故に、アントニオーニ映画でも屈指の物語性の不在を誇る…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
アントニオーニ監督、ただ不安だけど、愛!
脚本監督ミケランジェロアントニオーニ。
ヴェネチア映画祭金獅子賞受賞。
映る風景は灰色がかった工場地帯、汚いカラフルな小屋、海岸ばたの船、…
アントニオーニ初天然色。いきなり圧巻。ピンボケタイトルバックから炎と緑と辛子色のコート。なんという色彩。モニカヴィッティも地味目の方が凄味を増すと思え。がとっちらかってるというか取って付けたというか…
>>続きを読むモニカヴィッティの美しさに普遍的な観賞価値があります。
どれもこれもお洒落な服を着て それがまた似合う似合う
行動一つ一つに見惚れてしまう。
彼女がいないとほぼ無音の鑑賞は耐え難い とにかく美しい…
アントニオーニ監督の代表作の一つではありますが、観る者を選ぶ部類の作品だと思います。
石油コンビナートにより汚染された土地が舞台のせいか、とにかく暗く冷たく、どん底のような雰囲気の映像が延々と続いて…