このレビューはネタバレを含みます
司馬遼太郎の短編を下敷きとして、橋本忍が脚本を、五社英雄がメガホンをとった今作。
荒々しく獰猛で野獣的な太刀筋。
それとは裏腹に繊細で無知が故政治に振り回された純粋過ぎる剣豪岡田以蔵。
決して座頭…
8/28@新文芸坐
幕末の剣豪・岡田以蔵の生涯。
勝新が愛嬌たっぷりに好演。豪快に語り、飲み、斬る!
彼を巧みに操り暗躍する仲代達矢の冷徹ぶりにゾワゾワ。
三島由紀夫が公開翌年に作中通りの最期…
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勝プロ制作、勝新主演ということは、相当程度勝新がアイディアを出し、悪く言えば現場を掻きまわしたはず。
三島の躊躇のない切腹の場面は、原作三島、監督三隅研次の『剣』(1964)と同様。三島のアイディ…
(35mm)
後半がめちゃくちゃ良かった。
勝新のキャラクターものだが、ゆえに成立している部分も大きい。
仲代達也の狂気が発揮され、本物の【悪】を体現している。
もう少しシナリオにフォーカスを…
69年のフジテレビって金あったんだなあ……という一言。
勝新太郎のめちゃくちゃ乱雑だけど人を確実に殺している太刀筋、確かな型だが殺せているとは思えない三島由紀夫の剣筋、仲代達矢の陰険な演技、極彩色に…
【勝新と仲代の対比が見事な傑作】
勝新太郎と仲代達矢、この二大俳優の対比が見事な傑作です。
勝は、剣には滅法強いが頭はあまり回らず、上からの指令のままに人斬りを繰り返す下級武士の役どころ。野獣の…
まさに土佐犬。五社英雄ってよりは勝プロ的カッコいいが満載な感じ。絵心ありすぎなカットやら、勢い余って色んなもんがバッサリ行く感じが特に。策謀の渦中の犬っコロが見せる意地って事で殺陣から喜怒哀楽までヌ…
>>続きを読む人斬り以蔵、勝新太郎版☆
この辺りは「るろ剣」に激ハマりしていた当時色々調べていたので、何やら怪しい黒歴史と共にあれこれ思い出しましたよw
幕末四大人斬り。
薩摩の田中新兵衛も出てきましたが、な…