揺れる大地に投稿された感想・評価 - 7ページ目

『揺れる大地』に投稿された感想・評価

構図美と若人の夢のいく末と現実を描いたネオ・レアリズモ渾身の一作。
シチリアにある小さな漁村で漁師として暮らす若きウントーニ、彼は仲買い人に魚を安く買い叩かれる毎日にうんざりし独立を目指すが…
ルキ…

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KAJI77

KAJI77の感想・評価

4.0

イタリア語を学び始めて4年が経ちますが、本土の使用語彙との差がありすぎて全く聞き取れないシチリア方言…🇮🇹

…それはさておいて、社会派、と言うよりもむしろ、貧困に喘ぎ続けるシチリアの社会そのものを…

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kayupan

kayupanの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

シチリア島の漁師の若者が、村代々に渡り仲買人に買い叩かれていることを不満に思い、一念発起して家を抵当に入れ金を借り、独立を決意する。不幸へ転がり落ちる様がなかなかの胸糞映画。

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資本主義社会の底辺から抜け出す為に独立した漁師一家のはなし。しかし、悪天候の日に漁に出るという愚行の為に夢と希望は呆気なく崩れてしまう...。
どん底から抜け出せない無知なプロレタリアートと、お山の…

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このレビューはネタバレを含みます

なぜ万国の労働者が団結せねばならぬのかがわかる。

スカーフを被って海を眺める女性たちのシルエットと海の小さくて盛り上がった島のシルエットが呼応する画。

みんな裸足で岩場とか走ったりするので観てい…

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ヴィスコンティ監督のデビュー作「郵便配達は二度ベルを鳴らす」(1942)に続く2作目。イタリア・ネオリアリズモの代表的作品。シチリア島の漁村を舞台に、ある若い漁師の独立の試みと挫折を描く。原題は「L…

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排路

排路の感想・評価

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女群西部へ!の後は「ハリウッド」の見方が通用しない新しい映画を見たいと思い、たまたま未見のヴィスコンティを見たが、やはりキツイ。塩漬けされたイワシはそれ以上でもそれ以下でもない、島民たち歩くのがやけ…

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ギガゴ

ギガゴの感想・評価

3.4
イタリアなのにドイツ並みの暗さ
人生上手くいかないもんだな…
いつ幸運がくるかも、それが続くかも分からない
皆が立ち上がれば変わったろうに、ひとりじゃなんもできない
てつじ

てつじの感想・評価

3.7

シチリアの貧しい漁村、貧困から抜け出せない漁業に蔓延る搾取の構図に疑問を投げかける。仲買の仕事を搾取と位置付けるが、仕入れた魚を売り切らねばならぬ仲買の仕事を、ヴィスコンティは安易に否定している訳で…

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kazun

kazunの感想・評価

4.5

イタリアの漁村での一家の様子が描かれるのですが、男たち、女たちそれぞれの仕事が生き生きと描かれていて引き込まれます。

長男のウントーニは兵役帰りで外の世界を知っているので仲買に搾取されている事に問…

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