このレビューはネタバレを含みます
吉田は初期から鏡像段階理論を使いこなしたな。
2回の死亡(虚構記号と実存身体)。
不条理な実存主義叙事から政治的スリラーへ。
60年代の作品だけど、テクストもシニフィエも前衛的で、80、90年…
テーマは良かったけど、いまいち物足りない感、そして強烈なヌーヴェルバーグ感
「巨人と玩具」って映画と同じテーマでそっちの方が面白いのか、、
そっち見てみようかな。
看板の落ちるシーンはかなり好き…
マスコミの残忍さや、社会の浮き沈みの激しさが分かる作品。
“日本って積み木細工とおんなじよ、指一本ですぐ崩れる”
“有名になればなる程たたこうとする人間が多いから”
このセリフは日本映画史に残るセ…
このレビューはネタバレを含みます
闇が浮かび上がるような明暗にヒリヒリする
危ない自己肯定、こびりついた佐田啓二の暗澹さを剥がしていくような見事な転換
看板崩落のラスト
退屈 してる奥さんの横顔の恐ろしさよ、、
あまりにも頻出…
吉田喜重監督の初期作品の1つ。モノクロ映像によるシニカルな仕上がり。
これは今でも通用しそうな内容だった。クビを切られる会社の社員のために起こした行動が報道され、加熱し、本人にとっては不本意ながらも…
大島渚『日本の夜と霧』と二本立てて封切られたらしい。自己犠牲の精神に溢れていたが、時の人になることで自我に目覚める佐田啓二。吉田喜重は巨大な看板を下ろすシーンを撮りたかったそうだが、あれトリコロール…
>>続きを読む会社を解雇されることになったことが原因で自殺未遂をした男が、生命保険会社のキャンペーンに起用されることになり...というストーリー
キャプラ『群衆』の翻案?
主人公の変化があまり感じられず...
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松竹株式会社