日本の四季を感じられる海坂藩の風景が美しい。そして、とりわけ"ふく"を演じた御二方が素晴らしい。佐津川愛美の健気な眼差しと木村佳乃の神々しさよ。本作は、それぞれ大人の事情に翻弄された文四郎とふくの胸…
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2024.12.14 219本目
佐津川愛美映画祭 16ミリフィルム鑑賞
傑作だった。今まで見逃してたなんて…。
映画館で観られて良かった。
子供の頃は何かが裏で起こってるのを匂わせるくらいだっ…
【きっかけ】 藤沢周平
2.5を基準にしてます。
最低5回は観ている場合4.0以上のスコア。
藤沢周平の小説の中でいちばんのお気に入り。
読了後のため息が視聴後にも思わず出てしまった。
多少の…
父の切腹によるお家断絶の危機に耐えた主人公を待っていたのは殿の側女となった初恋の人を巡るお家騒動だった。
藤沢周平の小説を映画化。
これはもう青年時代の主人公二人にやられてしまう映画であ…
幼なじみで初恋、結ばれないけれど想いを通わせ合うふたり。
藤沢周平の描く日本の時代劇の中の恋、家族、奥ゆかしい生き方、惹き込まれる。
文四郎とふくのやりとり、ほか全てにおいて、言葉少なだが表情で俳…
藤沢周平の小説を原作とし、市川染五郎と木村佳乃共演のヒューマン時代劇。
江戸時代の東北の小藩。
剣術に秀でた15歳の文四郎は、貧しい家の幼馴染の娘ふくとは大の仲良し。
ある時、ふくが川で洗濯してい…
母親の知り合いが制作に携わってるからということで、中学生の頃かな、映画館連れてかれて部活終わりに観た。
客層もシニアばかりやし、正直期待してないというか、興味関心があんまり無かったというか、感情移…
テレビで放映中のものを途中から見た。切ないの一言に尽きる。殿の側室となったふくと会う時の2人の間に流れる空気、言葉にならない想い、行間に込められた恋心…日本の秘めたる恋の形を見た気がする。カメラワー…
>>続きを読む全ての映画で一番好き。
淡々粛々とした空気感も登場人物の堅い人柄も音楽も何もかもが好みです。
初恋抄からの静寂抄、それぞれの曲が流れた場面の初々しい喜ばしさと悲哀の落差で未だに涙が出てしまう。
媚び…