機械じかけのピアノのための未完成の戯曲に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『機械じかけのピアノのための未完成の戯曲』に投稿された感想・評価

チェーホフのいくつかの短編を、ミハルコフが脚色・監督した帝政末期を背景にした、ユーモアを交えたドラマ。仰々しいタイトルの割に、中身は薄い作品。
三百人劇場にて
木
3.6
エスプリの効いたチェーホフの人間風刺ドラマ。貴族没落ものでルノワール「ゲームの規則」にも似たドタバタ。
この時期のロシアにこの軽快さは驚き。
3.1
本音を言い出したシーンで現実見ない女が1番愚かに見える。
川が浅すぎるのは面白い。

高貴なコントといった趣。余裕ぶった冗談が機械じかけのピアノ登場以降嫌味が増していき破綻の先に迎える滑稽なラストがなんとも好い。まさかの浅さ。美少年じゃなくて口髭貯えたおじさんが「ママ馬を出して!ぼく…

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ニキータ・ミハルコフ監督の初期作。ロシアの好きな監督。前から観たかった作品です。

チェーホフの戯曲を元にしているとか。チェーホフと言えば「ドライブマイカー」でも話題になりましたね。

19世紀末の…

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良くも悪くもチェーホフらしい作品。

というのもチェーホフの戯曲っていうのは大抵映画にしても舞台上で何か絵空事を演じている感が強く出るものって印象で、この映画もチェーホフ原作って知らずに見たらめちゃ…

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Iri17
4.0

チェーホフとかゴーリキーのようないかにもロシア文学っぽいなと思ったらチェーホフの戯曲が原作だとか。

ミハルコフの映画『太陽に灼かれて』3部作以外で初めて観たけど、すごく面白かった。

好きだなあロ…

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Rick
3.8

貴族の時代の黄昏がじわりじわりと近づいてくる中で、なんとなくその雰囲気を肌で感じつつも退廃的なパーティを繰り広げる。バカみたいに笑い合い、使用人には無理を言い、ふざけ合う。
序盤のダラダラした少し気…

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hagy
3.5
時代の変遷を感じさせるこの監督の作品が好き
登場人物に、医者、退役軍人、未亡人、教師、婚約カップル、、、など役者が揃っていて面白いです。ロケーションもなんとも味がある。劇作家チェーホフの作品ベース。
ゴト
4.0

時間を戻すことは出来ない。希望と情熱に満ちていたあの頃は過ぎ去り、今や小学校教諭として斜陽ともいえる日々を送っている。傍らにいる従順で面白みに欠ける妻はそんな自分の人生の象徴のように感じられた。気が…

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