ウェス・クレイヴンの『鮮血の美学』じゃないか!と思ったけど、当然こっちがオリジナルだった。
無実の純朴な少年まで殺しておいて「神よお許しを」とか言ってる父ちゃんや純潔無垢なカーリンよりも、アンチキリ…
全体的に寓話や童話っぽい話だなと思った。教訓めいたお伽話を生々しく描いてみたらこの映画みたいになるのかも。娘が酷い目に会うシーンがとくに強烈、作った時代を考えるとそのシーンが規制されるのも無理はない…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
レイプ、殺人、復讐と、今でもショッキングな内容だが、それ以上に当時としてはああいう救いを感じられるラストにしなければならなかったのかと思う。
ベルイマン監督は神の答えが沈黙しかないと考えていたはずで…
『処女の泉』@ユーロスペース
神は沈黙して見過ごし生き残ったものに何の試煉を与えるのか?ベルイマンお得意の世界観ではあるが「第七〜」の様に、おかしみが漂う部分は微塵もなく血なまぐさくシャープで贅肉…
鑑賞後、何とも言えない気持ちになりますね…。
実際の事件や事故でもそうですが、結局のところ被害者は、何をしたって救われない気がします。宗教色の強い部分はありますが、理解し易く、シンプルな作りなのがよ…