"何ぬかしやがんねん、アホ!どアホ!"
"どっちがアホやっ! アホはそっちやないかっ!お前さんやないかっ!"
【STORY】
一座の興行の中で、愛人と自分の息子がいる土地へ戻ってきた座長を中心に…
大雨の中の痴話喧嘩さえも風情がある。
階段の登り降りや舞台小屋のつくりが夢に出てくるくらい印象に残った。
時折挟まれるちっちゃい子が可愛くて、側で起こっている人と人、男と女の攻防が普遍的でたわいの…
25年前の自作をセルフリメイクするのは、旅芸人一座として再びかつての町に戻ってきたような感覚があったのかもしれない。
劇中でも劇伴でも頻繁に音楽が鳴っていたり、大衆演劇の舞台や芸人たちのわちゃわちゃ…
小津映画史上最も人を叩きまくる作品なのでは。
横暴な親父だけど、言っていることは妥当だし、最終的には相手に微笑んで譲歩する姿勢に心を揺さぶられる。
ロケ地は三重の志摩らしいが、当たり前かもしれない…
エビでもタコでも寄ってくる映画ランキング第1位
志摩半島にある小さな港町。そこに駒十郎の一座がやってくる。彼は一座の女、すみ子と懇ろになっていたが、その町には彼の子を生んだお芳がいた。駒十郎は、事…
松竹ではなく大映で制作した小津安二郎
というのもあってか、役者も見慣れないし、
雰囲気もいつもとは違うぞ...
もしかして、あまりハマらないかも...
からの二代目中村鴈治郎と京マチ子の喧嘩。
…
前作『彼岸花』で山本富士子を借りたお返しに松竹ではなく大映で製作されたという。脚本の野田高梧以外はカメラの宮川一夫をはじめほとんど大映スタッフで固めた本作は、小津らしくない異色作と称されることが多い…
>>続きを読む小津安二郎監督の映画は5本目だが、これまでの映画とは少し色合いが違った。
志摩半島の漁村に、馴染みの旅回り一座がやって来る。実は座長にはこの地で食堂を営む女性との間に息子がいた。そこで繰り広げられる…