神は二つの目を授けた
一つはカメラを覗くため
もう一つは周りに起きている全てのことを警戒するため
アンジェイ・ワイダ
圧倒的な熱量に魅了される
公安委員会とダントンとの対決
互…
1982年フランス。歴史を題材にとった政治劇の佳作。ワイダとドパルデューの組み合わせが見事。魅力あるブルジョワ・ダントンが革命家ロベスピエールと対峙し、権力闘争には敗れながらも自身の誇りを失わない…
>>続きを読む『嵐の孤児』にも出てくるダントンとロベスピエールが更に掘り下げられ、力強いタッチで描かれる確執と対照的顛末。ワイダの史実モノは単純に勉強になるから退屈しない。
以前観た時、斬首執行の淡々としたリズム…
不穏な音楽と雰囲気から始まる作品。冷静で物静かなロベスピエールと豪快で雄弁であるダントン、2人の対照的な性格が際立っていた。また、2人の対立がどちらかというとロベスピエールの視点から進んで行っている…
>>続きを読む2013/9/4鑑賞(鑑賞メーターより転載)
フランス革命の立役者となったものの、独裁者ロベスピエールと反目して断頭台の露と消えたダントンを主人公に据えた、ポーランドの巨匠アンジェイ・ワイダの作品。…
映画終盤の法廷シーンで展開されるダントンの鬼気迫る弁舌の強さと巧みさに圧倒されました。
フランス「人権宣言」を、ロベスピエールの息子が映画の冒頭ではたどたどしく、そしてダントン派の粛正の後にはスラ…
遅塚忠躬のいう、劇薬としてのフランス革命を見事に描いていると思います。原作はロベスピエール寄りと言われ、そちらも興味がありますが、果たしてロベスピエールの個性は少しも薄れていません。ダントンの人間味…
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