日本初のトーキー映画として知られる。『大阪の宿』の五所平之助監督初期作。夫婦の心の揺れ、または微細な動きのみを追求した一編。
なんてことのない「瞬間」がひたすら永続するイメージで成り立っており、こ…
トーキー最初期となれば声より効果音より歌が強調されるのは当然で、本作における「モダン」はクレールの影響が大きいと思う。
冒頭の画家との喧嘩は明らかにローレルハーディで、音ギャグは頼りない感じだが…
日本初のトーキー、ということで有名な本作。ストーリー云々より、いかに映画で音を楽しく聞かせるかをメインで試行錯誤したのだなということが伝わってくる。この時代の「お父さん」って亭主関白が強過ぎて観てる…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
1931年の作品だなんて、
ハイカラ、モダン。
日本最初のトーキー作品。
JAZZもふんだんに盛り込まれ
賑やか、思う存分、楽しんでる。
可愛くて綺麗でいかにも日本的な女優さん。初め誰か分からなか…
日本初の全編音声ありのトーキー作品。
犬の声や猫の鳴きまね、目覚まし時計の音、ジャズミュージックなど、明らかに意図的に様々な音を盛り込んでいる。
騒音に苦しむ主人公・芝野新作に対し、音という表現手段…
面白かった。初の本格トーキーだけあって分かりやすく画面外の音を使いまくってたな。逆に、全編トーキーになったことで最後の田中絹代と渡辺篤がやり取りが観客には聞こえない夫婦の内緒話になっているのが成程と…
>>続きを読む©1931松竹株式会社