『アニエスによるヴァルダ』を見てからの観賞。デジタルカメラを手に入れ、死を意識し始めたヴァルダが映像に収めるのは「拾う」人たち。
一見造作もないカメラワークの一つひとつに強かな意図、意匠が感じられ…
落ち穂拾いは善悪の線引きが難しく、人々の倫理観に委ねられる(養殖の牡蠣のシーン。結局量の問題なの?など)最後にたどり着いた「嵐に見舞われる落ち穂拾い」に描かれているように、それはいつの時代も困難に見…
>>続きを読む楽しい。とにかく楽しい。
なによりアニエス・ヴァルダが楽しそうに映画を作っているのを見ているのが楽しい。
司法服を着た女性裁判官の話を遮って、あなたの司法服素敵ねと突然言うあたりに、黒柳徹子感を感じ…
しわしわの手とか自分を撮影したり、ラップとかアニエスヴァルダはキュートでユーモラスだ。
老化は友
ハート型のじゃがいも
まず落穂拾いで映画を撮ろうと思うのがすごい。私も昔よく物を拾いがちで、落ちてた…
「落穂拾い」が宗教的背景がある行為のようで、日本人にちょっと分かりにくい感覚なのかなと思う。
物を拾う人の取り留めのないインタビューをうまく構成して映画に仕立てあげる様は、廃材で絵や家を作る登場人物…
村上RADIOの記事から気になっていたのでU-NEXTで観れると知って見た。
違う人生を歩んでいるそれぞれの人々の拾う姿。
そこに注目して作られた作品。
とても興味深く見た。
世界には理不尽が溢れて…
(c) ciné tamaris 2000