とても芸術的な映像美。
そしてファシズムにのめり込んでしまった男の人生。
幼少期のトラウマから、どうにか「ふつう」になりたいと追い求め、奥さんと婚約をし、ファシストになる。
アンナとジュリアが踊…
映像はすごくかっこいいけどプラトンの話が出るまでいまいち話がよくわからなくて、『華氏451度』は"洞窟の比喩"にベースがあると思い出してからなるほど…?となり、見終わってからもなんかもう一回見たいな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
印象深く、記憶に残る映像美。個人的には内容も面白かった。
クレリチは少年期のトラウマからファシズムを盲信して正常になりきるけど、かつての恩師だったクアドリ教授には傾倒しきれていないことを見抜かれて…
自分は“何者である”を、目先の好都合にとりあえず委ねて自己満に浸っている男の話…
少年期のトラウマ克服の為?…言い訳に聞こえる
ドンデンの狂乱っぷりはピエロの断末魔‼
男は…やはり男で…
先に解説読んでから見るとそれなりにわかった
もっといろんなところに深い意味が隠れているんだろうけど
何回も観る気力はない、なんか重たいので
イタリア映画はよく知らないし評価できないな笑
映像美が…
なんて芸術性の高い映像だろう。
わざと斜めに撮る画角、
本当にこんな場所が?と思う非日常な風景、
どこか現実味がないインテリア、
場面をドラマティックに仕上げる陰影。
シーン全てが絵画のようだった。…
〖1970年代映画:小説実写映画化:人間ドラマ:イタリア・フランス・西ドイツ合作〗
1970年製作で、アルベルト・モラヴィアの小説『孤独な青年』を実写映画化で、過去の罪に捕われファシストにならざるを…
ファシスト支配下のイタリア、体制に順応するため受容した異性愛とファシズム。
新婚旅行を装った、亡命者へのスパイ活動。普遍性を求めるものの、中身は真空の思想。
鍵となるのは幼少期に、同性愛者を銃…
すごく良い映画だった。過去のトラウマからファシストとなった主人公のクレリチ。ただ、結局彼にとってファシズムはトラウマを払拭する為にすがる場所でしかなくて、真のファシストではないことはターゲットのクア…
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