『暗殺の森』(1970)
原題:Il conformista
幼い頃、自分を犯そうとした男を射殺してしまったマルチェッロは、いまだに罪の意識が消えずにいた。ある日、彼に反ファシズムのクアドリ教授暗…
ベルトルッチ全開な、リアリズムとシュールさが同居した独特の風味。やたらと決まった構図にカット、なんか変だが情に訴えてくる空白の多さなど、取り憑かれたように魅入ってしまう。
ムッソリーニ政権下の反フ…
カメラワークと構図と光と影が決まり過ぎてて映画的な圧がすごい。マルチェロの苦しみとファシズムの崩壊。
個人的なトラウマから逃れるために一般的社会や体制に属することに努めてきたけど、結局そのトラウマか…
『暗殺の森』という邦題は興味をそそられ観てみたくなるタイトルでキャッチ的には成功だが、作品の理解を助けていないように思った。
この作品は、あらすじにあるような「ファシズムの台頭と崩壊」や「人を殺した…
1970年”Il conformista”。スパイと教授と謎の女、「北北西に進路を取れ」(1959年)と道具立ては似ている。そーするとだ、007に対するTENETのようなあえての解りにくさ。時系列を…
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