盗聴を生業にするが故に孤独な生活を自身に強いる主人公。盗聴を解析する場面で、ホームレスの老人についての会話の部分が繰り返されるのも、主人公の明るくない未来への暗示を感じさせ、孤独への恐怖心が強調され…
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「主人公の内面の葛藤を描いた映像表現」的なものは好みが多いに分かれてしまうのかもしれない。
妄想と現実の境界が曖昧になる展開、次第に狂っていく主人公。そこまで狂うほどの事だったのか?長いキャリアの中…
人間の営みをもし表層と深層の2つに分けるとしたら、盗聴は深層部分をこっそり外界へ露出させるような行為。そこには当事者の自由意思など存在せず、尊厳を無視した究極に罪深い行為になる。
彼はそれに気づい…
フランシス・F・コッポラが撮ると
静かなジーン・ハックマンが
哀愁ある構図がカッコいい
David Shireの鬱々とした音楽も耳に残る
ハリーはある男から
盗聴の依頼を受ける
人の言葉を盗んで…
ジーン・ハックマン主演は記憶していたが、コッポラ作とは見るまで知らず
おまけにジョン・カザールまで出ていて興味津々で鑑賞
観た後に調べて驚いたのは専務秘書役がハリソン・フォードだったこと
更に専務…
ジョン・カザール大好き。癌になっちゃって出てる作品は少ないけど、全部傑作だし映画史にかなりの影響出したのでは。本作品でもいい味出してました。
自分が人の情報を盗んでれば盗んでるほど、自分が誰かに監…
盗聴のスペシャリストのオヤジがある男女の会話を録音する依頼を受けてからその背景にある謎を追い求める物語
ミステリアス感あるタイトルからてっきり事件を追い解決するサスペンスかと思いきや、内容は盗聴の…
【第27回カンヌ映画祭 パルムドール】
『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』のフランシス・F・コッポラの心理スリラー。アカデミー賞では作品賞など3部門にノミネートされたが、同じコッポラ監督作『ゴッド…
巨匠コッポラによる盗聴サスペンス。とにかく地味で渋かった。盗聴を生業にしているだけに自分までも盗聴されているのではないかというパラノイア、過去に自分の仕事が殺人事件に関わってしまっていた事からくるP…
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