良いのは知ってるけどもう何回かみてるし悲しくなる映画だから…とさほど気が進まなかったのが、みはじめたらやっぱり記憶を上回る良さだった。
山田五十鈴が鏡台の前で身支度するとことか、山田五十鈴と杉村春子…
成瀬監督の作品を見るのは「浮雲」以来2作目だけど、この人の映画かなり好き。
女の人の強いところ、弱いところ、良いところ、悪いところ、優しいところ、怖いところ、よく見て知ってて色んな方法で描いてくれて…
自分の家と酷似した環境と状況の推移に目が離せなかった。
そして、現代にこういった状況を経験してきた人間に出会えたことの無かった自分にとって、かつてあったこういった状況の人々を感じ取ることが、自分の生…
全体的に斜陽で物悲しい雰囲気に満ちている。物語を通してなにかおおきな展開があるわけではないけれど、ひとつひとつの場面が印象的。たとえば、しどけない朝の寝間着、美しく着飾った夕の着物のコントラストなど…
>>続きを読む日本映画ドリームガールズな作品。芸者置屋を通して時代の流れを描いている。一人一人のキャラが立っていて全体的に物悲しくもなんとも健気で愛らしい。
玄人と素人、その半々と、様々な境遇の女たちを舞台を変え…
どのキャラも個性があって見せ場があってイキイキしてる。
とりわけ山田五十鈴の芝居に感動した。そして栗島すみ子の存在感は際立ってたし、杉村春子も強い印象を残した。
成瀬巳喜男は女の光と陰の描写が本当…
成瀬巳喜男監督作品。
前年に公開した『浮雲』と並ぶ成瀬巳喜男監督の最高傑作。
正に昭和の大女優のドリームチーム出演作品ながら、全くガチャガチャした印象が無いどころか、これだけの大女優を適材適所で使い…