幸田文の傑作小説「流れる」を、成瀬巳喜男監督が映画化した1956年の日本映画
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大川にほど近い花街にある芸者置屋、つたの家。ここに職業安定所の紹介でやってきた女中・梨花(田中絹代)は女将つた奴(山…
『流れる』は、芸者たちの日常を描く、いわゆる「日常系ドラマ」である。
東京の下町にある置屋(遊女屋)で、一人の女性、梨花(田中絹代)が女中として働き始めた。ここに、梨花から見た、また梨花同様、初…
相変わらず女の苦労とお金についての物語。相変わらずとてもリアルで気持ち良い成瀬監督作品!山田五十鈴も高峰秀子も素敵だなー。残念ながらヨーロッパや欧米で売れてる成瀬監督の映画もうほとんど観たけれど(小…
>>続きを読む贅沢。
成瀬巳喜男「流れる」
女性映画の大傑作。出てくる女優が全員激烈に芝居上手い。それでいて、なぜか調和されてる。すごい、不思議。山田五十鈴も高橋秀子も田中絹代も素晴らしいが、杉村春子のなんだか憎…
このレビューはネタバレを含みます
成瀬巳喜男、女の世界。
職安から来た田中絹代に何度も「年寄り」と言い放つ山田五十鈴。二人のアイドル時代からのキャリアを考えるとシュール過ぎてビビる。劇中の設定は45歳なのにババア扱い…山田五十鈴の設…