このレビューはネタバレを含みます
美しい音楽。
川と船。
そして女たち。
月末の未払いの伝票。
舌ったらずなお母さん。
廃業。
柳町の置屋「つたの家」
傾きかけた置屋に田中絹代演じる品の良いしっかりものの女中さんがやってくる。「お…
ゆく川の流れの如し...のように流れ生きてゆく女たちよ!みんなキャラ立ってるけど、杉村春子がすんごい。幸田文原作だからなのかしら、着物がみーんな素敵。カラーで観たかった!ほんわか要員のポン子ちゃんも…
>>続きを読む2024年5月20日
久々。杉村春子のコロツケの下りを観にきた。無常な時の流れをやりつつ、目線を含む流れる様な人物の動きと繋ぎの演出が改めて見事。そんなテーマの中で狂言回しポジションの田中絹代(梨花…
いやあ、、、まあ本的には退屈かな。
ただ、映画として、各々の女性の撮り方は超一流。記号的じゃないんだよね。
タバコの持ち方、目線の配り方、表情、というか俳優が元々持ってる目元の特徴を存分に使って、…
成瀬巳喜男監督、1956年の作品。東京下町(柳橋)の置屋を舞台に、傾きかけた花柳界に生きる女たちの悲喜こもごもを女中目線から描く。元祖家政婦は見た⁈
住込の女中(名前は梨花なのに言いづらいという理…
原作が好きすぎるが故に少し物足りなかった〜
寝起きは伊達締め姿、みんな浴衣のときは貝の口。
お太鼓にしたときちょっと斜めってるのはわざとなのかな?お春さんのふんわりしたお太鼓と比較してきっとした玄…
「名作」と言うべき重要な映画はけっこうあるが、大好きな作品といえるのはなかなかないのではないだろうか。この『流れる』は何度でも見返したくなるであろう稀有な作品。
一つだけ気に入らないところがあるとし…
成瀬巳喜男監督の最高傑作の一つ。幸田文の原作です。『流れる』において観客の視点を提供するのは田中絹代演じる女中の「梨花」ですが、これは幸田文本人の視点でもあります。
舞台は明治時代まで新橋より格上…