葬式をイベントとして乗り越える人間たちへの皮肉という目線は面白い。大滝秀治は弔いよりも自分の思う演出をやりたいだけの人間だし、山崎努による語りがあるが、語り手が良心的でなく冷めていて客観的すぎるのが…
>>続きを読む喪主として初めてお葬式を出す男の苦労と、そこに集まる人々の人間模様を描いた物語。
これといって何も起こらないのに妙な味わい深さがある不思議な映画w
どこにでもいそうな人達で織り成す、どこにでもあ…
このレビューはネタバレを含みます
第8回日本アカデミー賞受賞作。
家族が亡くなるやいなや、悲しみの中、粛々と準備を進めなければならないお葬式。
とりわけ喪主の心労は計り知れない。
本作では、誰もが慌て、戸惑いながらも葬式を執り行なう…
シネフィルにはウケが悪いような印象の伊丹十三 初監督作品。
なるほど、ウケの悪さはわかる気がします。
やけにアップが入るとか、画面の中の構成よりも、カットの繰り出し方で観せる。でもそのセンスが微妙。…
伊丹十三のエッセイは死ぬほど読んで来たけど伊丹映画は初めて。宮本信子の父親の葬儀でこの映画の着想を得たとか、実際の伊丹家を使って撮影したとか、持っていた情報の答え合わせも楽しかったけど、そんなことは…
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