太陽の墓場に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

「太陽の墓場」に投稿された感想・評価

ノノ

ノノの感想・評価

4.0

戦後のスラム化した街でヤクザ組織の対立に揉まれながら最下層で生きる若者たちを描く。炎加世子が演じる花子の鋭い目つきの凛々しさ、ボロボロの街並みに派手なワンピースを着た彼女のエネルギーが爆発してて最高…

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人間界の食物連鎖を見ているよう、、
命を使い捨てながら
生きていく人たち。

優しさを持ったら生きていけないような
みんな警戒しながら
常に臨戦態勢でいるような
そんな世界で、心を痛めたり
誰かを思…

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大島渚監督『太陽の墓場』(1960)

小さなドヤ街より動乱の世。

それは彼らにとっての全世界であり、
夢は語られ、その場におちて見事に無念の煙と化す。

生きるための闘いにかいた汗ーその臭いに満…

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我路

我路の感想・評価

3.9
松竹
2009年10月29日 シネラ
撮影:川又昂
ぴあフィルムフェスティバル
メッシ

メッシの感想・評価

3.8

戦後の西成区におけるドヤ街の壮絶な話。

実際に撮絵当時の西成の風景が見れる貴重な映像に感嘆する。

その壮絶なロケーションに癖のある名俳優達がこれでもかと投入されていて、面白くないわけがない。

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padd

paddの感想・評価

4.0
血を売り、体を売り、戸籍を売り、心まで売って生き延びる。その先に何が残るのだろうか、という問いかけ。凄まじい。
今まで観なかったことを激しく後悔した作品。
若き津川雅彦、佐々木功が素晴らしい。
強烈な西成釜ケ崎というロケイション。
男たちの汗と体液が迸る中、炎加世子の眼光が画面を引き締める。
忘れられない一本。
8g

8gの感想・評価

3.1

このレビューはネタバレを含みます

大阪の吹き溜まりで繰り広げられる、乾いた商売と人間関係。
ヤクザまがいのチンピラ、労働者の血を売るヤブ医者、戸籍を売るルンペンたち。

花子のキッとした目つき、良いなあ。
シンさんを演じる若い津川雅…

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昭和30年代の釜ヶ崎のスラム&カオスぶりと炎加世子のカッコよさ。命の軽さが凄い。リアル『北斗の拳』みたいな世界が怖くもあり楽しくもあり。

これに比べれば『色情めす市場』すらパロディ、『追悼のざわめき』に至っては出涸らしにしか思えない。

メンツはお馴染みの見知った俳優ばかりなのに、その時代そこにいた人間たちに見えてる(数名除いて)。

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