1960年の大阪。そのドキュメンタルな風景の中で描かれる、チンピラたちの生き様。時代的に確かにヌーヴェルヴァーグの影響が顕著だが、実はもっと洗練させている。ただ、群像劇でちょっと感情移入しにくいのは…
>>続きを読む売血、買春、戸籍売買。西成のスラム街の太陽は若者抗争と底辺で生きる人々を照らします。だいたい汚い格好で汗かいてますね。怪しい元帝国軍人の戦争再勃発論に中指立てろ、アナーキーインザ釜ヶ崎ですが、バラッ…
>>続きを読む人間界の食物連鎖を見ているよう、、
命を使い捨てながら
生きていく人たち。
優しさを持ったら生きていけないような
みんな警戒しながら
常に臨戦態勢でいるような
そんな世界で、心を痛めたり
誰かを思…
盗めるものは盗む。身体に血に戸籍と、売れるものは売る。汗を垂らし、命だけを抱え、今日も生き延びる。一度そこに足を踏み入れたら、二度と逃げられはしない。無法地帯。どん詰まりの大阪の一角ディストピアドヤ…
>>続きを読む羅生門綱五郎が出演している。
羅生門綱五郎は黒澤明の「用心棒」の脇役として出演していたが、あまりの巨体であったため(他脇役の頭5個分身長が高い)、脇役になりきれない。出演は「太陽の墓場」の方が先で、…
大島渚監督『太陽の墓場』(1960)
小さなドヤ街より動乱の世。
それは彼らにとっての全世界であり、
夢は語られ、その場におちて見事に無念の煙と化す。
生きるための闘いにかいた汗ーその臭いに満…
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