マッチ売りの少女の作品情報・感想・評価(ネタバレなし) - 3ページ目

『マッチ売りの少女』に投稿された感想・評価

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ねこ

ねこの感想・評価

3.3
最後の“バカだね…”は、誰かの言葉ではなく世間の声だと思う

少女の見るささやかな夢
死神との幻想的なシーン
きっとこの時代の精一杯の工夫が施されているのだろう
これはあんまり……かな。
ラストのブレブレの撮影技法はいい。
Tora

Toraの感想・評価

3.4

1928年フランス
ジャン・ルノワール監督
アンデルセン童話を題材にしたサイレント映画
私にはマッチ売りのおばさんにしか見えなかった
しかもめっちゃホラー顔
きっと子供は悪夢にうなされるレベルのホラ…

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zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.8

粒子粗めのファーストショットは長谷川潔のメゾチントのようで美しい。可愛らしいアールデコ調のセットデザインや人形に扮したギミックな役者が魅力的で、ほんの少しだけコマ撮りアニメーションが入る。ほとんどス…

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27歳の誕生日なので『河』、『のらくら兵』、『十字路の夜』と並ぶ最も美しいルノワールを再見。トリック撮影の幻想的世界が目を引くが、ルノワールはあくまで死にゆく少女の最後の夢を描く作家で、ルノワールの…

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多重露光と特殊効果の融合。意図してメリエスらしい原子的なセットも良く、マッチをすって生じる光が映画のエモーションとなる。フィルムの高感度乳剤は像が鮮明に映って素晴らしいし、(リリアン・ギッシュみた…

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マグロ

マグロの感想・評価

3.0

あらすじはタイトルの如く、マッチ売りの少女。
マッチを売ろうとするも中々売れず、子供たちからは雪を投げつけられる。
帰るあてもなく冬の寒さに凍えながらマッチの火をつけると、そこには夢の世界が……な話…

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ボローニャにて。カトリーヌ・エスランの化粧が濃すぎて全然少女に見えない。けれどあえて作り物っぽく作ったセットの世界観は好き。
死神との戦いにおけるカットバックの激しさ。現実世界に引き戻される際の舞い散る花から雪へのマッチカットの美しさ。最後に少女を発見する人々の視線に呼応する少女の画がないことの厳しさ。
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